◆特集◆ ビーガントレンドは世界の農業構図を変えられるか?

   米国を中心とした欧米諸国では今、栄養学の研究成果に基づいた食事の革命が進んでいる。2015年に、WHOはハム・ソーセージ・ベーコンなどの食肉加工品を、タバコと同じ階級の発がん物質にリストした。そして、赤身の肉をそれよりはランクが一つ下がるが、同じく発がん性の疑いのあるものとしてリストした。現在、カナダでは国の食事のガイドラインから乳製品を外しており、カナダ人の10%はベジタリアンリアンであるという。大豆を主原料とした代替肉を生産する会社の株価は短期間で軒並み高騰している。代替肉の消費の方も、猛烈な勢いで増加している。その一方で、米国においては食肉加工場の閉鎖が相次いでいるという。この流れは、ただ単に健康志向だけを目指しているわけではなく、それが地球温暖化や食糧不足、水問題などの地球規模の危機的な状況の救世主的対策になるともいわれている。食料や医療、そして環境問題に至るまで広い範囲に影響を与えると考えられるこの流れには目が離せない。農業に対して大きな影響を与えるのは必定のようだ。それではいったいどこへ行くのか。弊社はこの問題について、継続的に追跡報告して、読者の皆さんの期待に応えたいと考えている。


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