米国シンプロット社、2品種目のGMポテトを連邦政府に申請(2015/5/22)

 世界第2位のフレンチフライドポテトメーカーであるシンプロット社は、昨年認可されたイネイトポテトに続き、新たなGMポテトを連邦政府に申請した。


 米国のフレンチフライドポテトメーカー、シンプロット(Simplot)社は、昨年の暮れに米国連邦政府の認可を取得した「イネイト(Innate)」GMポテトに続き、新たにもう一品種GMポテトの認可を申請した。今回の品種は、前回の品種同様に打撲耐性があり、かつフライした時に発癌性の疑いがあるとされてきたアクリルアミドを生成しにくいことに加えて、疫病に対する抵抗性と低温貯蔵時に糖化しにくい特徴を備えているとのことだ。

 昨年認可を取得したGMポテトは、今年の夏から米国にて試験販売されるという。おりしも、サツマイモの研究報告において、バクテリアの遺伝子と考えられているものが「自然に」サツマイモに取り込まれてきた可能性を示唆する研究報告が発表された後であり、GMポテト販売には追い風が吹きそうな気配もある。しかしながら、一般消費者の反応は今のところ判然とせず、すでに主要なポテトバイヤーであるマクドナルドは遺伝子組換えジャガイモを使用しないと発表している。

 シンプロット社はこの新たなGMポテトに「イネイト」というブランド名を付けて、普及に努めている。イネイトとは「天然の」「生まれつきの」といった意味の言葉である。組み込まれた遺伝子がジャガイモに由来するものであり、決して種の壁を飛び越えたバクテリアの遺伝子のようなものを組み込んだものではなく、ジャガイモ生来の遺伝子を組み込んだ自然な作物であることを強調したいという意図からの命名と思われる。


参考:Boise State Public Radio
http://boisestatepublicradio.org/post/simplot-seeks-federal-approval-its-second-genetically-engineered-potato