モーイ社がジャガイモ貯蔵の新技術、クライミング・エアバッグを開発(2017/3/27)

 最先端の野菜貯蔵技術を提供するオランダのモーイ(Mooij)社が、より安全で効率的なジャガイモ容器貯蔵の新技術、クライミング・エアバッグを開発した。


 モーイ社のクライミング・エアバッグは、作物の容器貯蔵用に開発された自立可能な空気注入式縦型エアバッグで、2列に並べたコンテナ間にダクトを形成して、コンテナ内の農産物に強制的に空気を押し込むために使用される。

 クライミング・エアバッグの開発は、簡易かつ安全な縦型のダクト形成用エアバッグを求める業界の声を受けて行われた。従来は、縦型エアバックを設置するために2名以上の人員が必要であったが、これには人手と時間を要するというだけではなく、危険な高い場所での作業が含まれるという問題があった。これに対し、クライミング・エアバッグは作業者が一人で容易に設置および撤去することができ、短時間で作業が完了する。また、地上から空気を送るシステムのため、高い場所での作業が不要となり、安全性も確保されている。さらに、上に積み上げた容器を下ろして高さが変わった場合には、一度エアバッグの空気を抜き、新しい位置まで再度空気を注入するだけで簡単に高さを調節することが可能である。この作業に要する時間はほんの数分である。

 クライミング・エアバッグは空気の注入と排出を繰り返し行う上に、貯蔵容器の破片などが触れて破損するのを防ぐ必要があることから、開発にあたっては強度と耐久性に優れ、かつ柔軟性を兼ね備えた扱いやすい素材を厳選することが重要であった。さらに、破損を防ぐ目的で、エアバッグ内に誘導器具を取り付けることによって、設置の際にはエアバックが内側から展開し、撤去の際には内側に巻き込まれるような工夫が施されている。


参考ニュースソース:PotatoPro
http://www.potatopro.com/news/2017/safer-and-more-efficient-solution-box-potato-storage-mooij-climbing-airbag

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