オランダのクロップX社、デイコム・ファーム・インテリジェンスシステム社を買収 (Potato News 2021/9/2)

 オランダで病害予察システムを中心に農業情報サービスを提供してきたこの分野の草分けであるデイコム・ファーム・インテリジェンスシステム社(この後、略してデイコム社)は、このほど同じく農業情報サービスを展開しているクロップX社の傘下に入ったと発表した。


 デイコム社は1980年代にその創業者のJan Haddersが、コンピューターが新たな農業革命を推進する重要なツールであるとして、自らの農地を実験場としてジャガイの疫病の病害予察システムを世界で初めて商業的に開発販売をすすめた会社であり、IT農業の先駆的な役割を担ってきた。二代目のJanneke Haddersが創業者の後を継いでシステムの拡大と用途の拡大に努めてきたが、ここにおいて同社はクロップX社の傘下に入って新たな展開を推進する模様である。

 一方、クロップX社は特異なスクリュー型の土壌水分センサーを開発して販売しており、同じくこのデータを利用して農地の水分管理と養分管理について情報サービスを進めており、地上部の病害管理ツールと地下部の水分管理の両雄が合併して、より強力なツールとしてこれから同社のシステムがオランダを中心に展開していく模様である。

 クロップX社は2015年創業された新しい会社であり、衛星通信の商業的な利用を視野に入れて、新時代の農業情報サービスを提供しようとする野心的な経営理念のもとスタートしており、2017年より本格的な商業利用がスタートした。今後の動向が注視される取り組みである。



☆詳細については株式会社TOMTENへお問い合わせください。
 TOMTENホームページ:http://www.tomten.co.jp