ポテトミルク、乳製品の代替品トレンドで低調に。

農業ニュース

2024年7月3日、世界の食品トレンドでは、オーツミルク、アーモンドミルク、豆乳などといった牛乳代替品が一般的な時代において、ポテトミルクにも注目が集まっていた。2021年スウェーデンのVeg of lund社はポテトミルクを市場に送り込んで、大変注目を浴びた。この時は、ジャガイモ需要の新たな製品になりうるかどうかおおいに注目されたわけである。そもそも植物をベースとした牛乳の代替製品を求めるトレンドは、牛乳など畜産製品では植物をベースとするものから比べて、7~8倍の農業生産が必要なことに起因している(牛や畜産製品では、直接畑で生産された作物を人間が消費するのに比べて、同じカロリーを消費する場合に7~8倍の耕地面積を必要とする)。この点において、WHOでは世界的に増加していく人口を賄う食料を供給するために、乳製品・畜産製品の消費を控えるように喧伝している。そういった点から、ジャガイモでミルクを作り、消費するという話が生まれてくる。ポテトミルクの商品化はスウェーデンで始まり、イギリスでも販売された。イギリスではDUG(ダグ)というブランド名で発売されているが、残念ながら販売成績は芳しくない。いろいろな理由が取りざたされているが、ヨーロッパでもっとも代替牛乳の競争が激しいイギリスに乗り込んだことも敗因として指摘されている。イギリスでは実に消費の12%が代替ミルクとして消費されている。残念ながら、ポテトミルクは市場から消えてなくなるのか。DUG | Plant-based drinks | Dare to DUG (dugdrinks.com) おもしろいことに、youtubeにはこのDUGポテトミルクよりもおいしいとするジャガイモミルクの作り方がアップロードされている。Bing 動画趣味の料理としては残りそうだが。

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