ジャガイモ収穫時の残渣から生まれた繊維で作った服が賞を獲得!!!

農業ニュース

2024年7月11日、世界は今、環境問題への対応からCO2削減や真水の削減といった方向へなだれをうって進んでいる。ここにまた、それを象徴するようなニュースが飛び込んできた。ジャガイモの収穫時にゴミとして排出される残渣をから繊維を取り出して、それから服を作るというものいう。これを実現したイギリスのスタートアップ企業は「Fibe(ファイブ、日本の株式会社ファイブとは関係がありません)」といい、99.7%の水の削減と、82%のCO2排出削減を可能としただけでなく、その為に新たな土地が必要なわけではないという。同社は、「未来の創造2024」のファッション業界での革新的挑戦賞を受賞して、15000ポンド(約300万円)を獲得した伝えた。これからはゴミはゴミならず、木材残渣から繊維を取り出し、新素材作成に利用するというアイデアも珍しくはなくなったが、さすがにジャガイモ残渣かせら服を作るという発想には驚かされる。同社によれば、年間1億5000万トンにも及ぶジャガイモ残渣は、農家にとって何の価値も見出されずに毎年打ち捨てられているという。これが利用されれば、環境にやさしく、エネルギー使用も少なく、農家の廃棄物利用にも役立つというわけである。さすがに、イギリスでのジャガイモの重要性が改めて意識させられる出来事である。出展:New fabric made from potato waste scoops startup award (sustainability-beat.co.uk)

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