株式会社TOMTEN(山道社長)は、デンマークのオーバースライディングドアのメーカーNASSAU社の「高気密高断熱アンデルセンドアー」の販売を開始すると発表した。生物としての作物を専門に貯蔵する「作保つ庫」の普及を目指している株式会社TOMTENはかねてより作物貯蔵庫用高気密高断熱ドアの必要性を感じていたが、このほどデンマークのNASSAU社と提携して、「アンデルセンオーバースライディングドア」の普及を目指すことになった。
日本では50mm以上の断熱オーバースライダーを提供するメーカーはなく、冷蔵庫仕様の倉庫に使用可能な気密性も備えていない。一方、アンデルセンドアーは80mmの高断熱にも対応しており、高い気密性も備えてきる。
山道社長は、日本の農業用倉庫には手軽に適用できる高気密高断熱扉が供給されておらず、いくら断熱を強化しても性能の低い扉からいくらでも熱が逃げて行ってしまい、倉庫での作物の品質管理を難しくしていると考えていた。アンデルセンドアーは断熱機能に加えて、高気密であり、安全性や機能性(手動と自動の両方での利用が可能)も備えている。今後の普及が期待される。
