株式会社TOMTENは、オランダのSormac社のオニオンピーラーの販売を開始する発表した。日本にはオランダのFINIS社の玉ねぎ皮むき機が農協関連の加工場で普及が進んでいるが、設備投資金額が大きいため、手ごろな価格の皮むき機の普及が求められていた。株式会社TOMTEN(山道社長)は以前にオランダDofra社の皮むき機の紹介を進めていたが、同社がFITNON社に買収され、さらにはFITNON社も別な会社に買収されるといった具合で、供給元の経営体制が安定していなかった。
しかし、このほどニンジンなどの加工機械で有名なオランダSORMAC社がそのDofra社の機械のコンセプトを受け継ぎ、より進化させたピーラーを発売するにあたって、株式会社TOMTENも同社のピーラーの日本への普及を改めて目指すこととなった。能力はおおよそ5000個/時で、通常は60mmから110mmの玉ねぎに適している。しかしながら、このピーラーの特異な点は、チェーンを変えるとSサイズ(40~60センチ)のタマネギの皮むきも効率的に行えることである。食品用として開発された機械であり、カバーを全開して、すべての部分を高圧洗浄気で洗浄することも可能である。
Sormac社がDofra社のアイデアを継承している食品機械にはポテトセグメンターなどの特徴的な機械もあり、人手不足にあえいでいる日本の食品過去メーカーにも普及可能な機械が目白押しである。今後の普及が期待される。