ジャガイモ育種に衝撃が走る、革命的な技術に驚きを隠せない!!

農業ニュース

2024年7月20日、ジャガイモの品種改良技術を根底から覆すようなニュースが飛び込んできた。それは「増進技術(Boosted Technology)」と、開発したオハロ社のデイブ・フリードヘルグ社長は命名している。同氏によれば、これは育種に革命的な変化をもたらすと考えている。一般的に、品種改良においては二つの形質の違った品種をかけ合わせて新しい品種を育てようとするが、この二つの品種のそれぞれの形質は子孫に半分ずつ受け継がれることになる。従って、もしも二つの品種に望ましい形質が備わっていたとしても、それが子孫に受け継がれるかどうかは、やってみなければわからず、通常親世代の持つ形質が100%受け継がれることはむしろまれである。同氏曰く、まるで「ばくち」のようなものであるという。基本的にはそれぞれの親の遺伝子の50%ずつが受け継がれるので、それぞれの親の形質模範分ずつ受け継がれると考えられるが、そのなかにすべて望ましい形質が含まれると考える事の方が起こりえないと考えられている。従って、何回も何回もかけ合わせを繰り返して、できるだけ多くの良い形質を備えた品種が偶然に生み出されることを期待することになる。同氏によれば、この新しい技術では望ましい形質を100%子孫に受け継がせることが可能であり、品種改良のプロセスも飛躍的に早まるものと期待されている。この技術においては、二つの親を交配する時に、それぞれの遺伝子を分割する役目を果たすメカニズムを無効にするたんぱく質を配備することで達成すると説明される。この技術が真に実用的なものであるならば、あらゆる作物においての育種において革命的な進歩をもたらすと同氏は主張する。今後の動向に目が離せない。出展:‘Boosted’ breeding a gamechanger in agtech, claims Ohalo CEO (agfundernews.com)

タイトルとURLをコピーしました